特 ⻑ |
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発光部にLED(Light Emitting Diode)を用いた交換可能な電球です。 ⻑寿命、省電力で、省エネ効果に大きな期待が寄せられています。 点滅に強い、点灯直後にすぐ明るい、赤外放射、紫外放射をほとんど含まない等、従来の光源と比較して多くのメリットを持っています。 |
発光の原理 |
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① LEDチップに順方向の電圧をかけるとLEDチップの中を電子と正孔が移動し電流が流れる ↓ ② 移動の途中で電子と正孔がぶつかると結合し、再結合された状態では、電子と正孔がもともと持っていたエネルギーよりも小さなエネルギーになる ↓ ③ その時に電子が保有しているエネルギーの一部が光のエネルギーに変換されて発光する |
特 ⻑ |
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ハロゲン電球の2倍の明るさで、自然光に近い光を発生します。 ハロゲン電球の2〜3倍の寿命を持ち、消費電力は約2/3と省エネルギーです。 可視距離が増大し、歩行者の飛び出しや障害物を早期発見できることで、事故を防ぎます。 |
発光の原理 |
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① 電極間に高電圧(約20kV)を印加 ↓ ② キセノンガス電離後、放電 ↓ ③ 管内温度上昇に伴い、水銀が蒸発 ↓ ④ 水銀アーク放電開始 ↓ ⑤ さらに管内温度上昇、金属沃化物(ナトリウム、スカンジウム)蒸発 ↓ ⑥ 蒸発した沃化物が水銀アーク内で金属原子と沃素原子に解離 ↓ ⑦ 金属原子が励起され、特有のスペクトルで発光。 |
特 ⻑ |
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ハロゲンサイクルによりいつまでも明るさが変わりません。 ガスの高圧封入によりタングステンの蒸発が抑制されるため寿命が長くなります。 |
ハロゲンサイクルとは |
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① タングステンの蒸発 ↓ ② フィラメント近傍のある温度域でハロゲンガスと化合しハロゲン化タングステン(気体)を形成 ↓ ③ 管壁温度が250℃以上に設計されているため、ハロゲン化タングステンが、管壁に付着しない(黒化しない) ↓ ④ 対流で移動 ↓ ⑤ 温度の高いフィラメント近傍でタングステンとハロゲンに分解 ↓ ⑥ タングステンがフィラメントに戻る |
発光の原理 |
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白熱電球は、フィラメントに電気を通し,電流が流れることにより、高温になったフィラメントの熱放射(温度放射)により、可視光を発します。 通電 → タングステン・フィラメントの白熱 → 熱・発光 |
歴 史 |
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1900年初頭から現在に至るまで車のランプに使用されています。 |
電球を交換する際は、必ず同仕様のものであることをご確認いただくことが必要です。
電球を見分ける時は、次のことがポイントになります。
1.定格(公称電圧=V、電力=W)があっていること。
2.形状が同じであること。形状とは、ガラス球・フィラメント・口金の組み合わせで確認します。
ただし、ハロゲンバルブや白熱バルブ等からLEDバルブに交換する場合はこの限りではありません。
参考:一般社団法人 日本照明工業会「自動車用電球ガイドブック」「電球形LEDランプガイドブック」